最近、身近に頻発している「異常気象」。まさに、異常気象を肌で感じているような気がします。その背景にあるのは地球温暖化。そんな地球温暖化やその対策、エコについて話し合う「eco端会議」を開催します!みらいのために今できることを一緒に考えていきませんか?
また、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が「第6次評価報告書」の第一弾として、第1作業部会の報告書を発表。執筆者である江守正多さんが速報で解説されるセミナーやyoutube動画もご案内しています。
今号も、環境問題や気候変動に関する最新の情報を発信していきますのでご覧ください!
◆CONTENTS◆-------------------------------------------------------------
|1|インフォメーション
[主催・共催・協働事業]
No.1 【何がヤバいの温暖化?!エコ端会議の作戦会議(8/26開催)】
No.2 【「気候危機のリスクと社会の大転換」|地球温暖化対策Web講演会】
No.3 【とっとり健康省エネ住宅 NE-ST】
No.4 【締切9/10日まで!こどもゼロカーボンチャレンジ】
[他団体事業]
No.1 【「IPCC 第6次評価報告書 第1作業部会の報告を読み解く」オンラインセミナー|CAN-Japan】
No.2 【速報版!執筆者が独自解説!気候変動 国連最新レポート】
No.3 【連続講座「2050年CO2排出実質ゼロ、市民共同発電所は未来を切り拓けるか」|自然エネルギー市民の会(PARE)】
No.4 【「オフセット・クレジットの「信頼性」とは何か」オンラインイベント|IGES】
|2|トピック《気候変動(地球温暖化)関連情報》
(1)地域・県・国内の動き
No.1 【IPCC第6次評価報告書の自然科学的根拠の政策決定写真向け要約が公表】
No.2 【国内52都市「消費に伴うCO2排出量ランキング」ワースト1位は茨城県水戸市。人口集中する東京都区部ではない理由】
No.3 【世界の異常気象の状況を毎週更新|気象庁】
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|1|インフォメーション
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[主催・共催・協働事業]
No.1 【何がヤバいの温暖化?!エコ端会議の作戦会議(8/26開催)】
そもそも、地球温暖化ってどういうこと?何がヤバくて問題なのか。
世界や日本、鳥取県ではどんな対策が行われているのかーー。
今回の「eco端会議」、前半は当センターの山本から地球温暖化に対する疑問や鳥取県の対策について紹介。後半は参加者のみなさんと、これから「eco端会議」でどんなテーマや問いを持ち「エコや温暖化」を考えるかの作戦会議。そんな、2部構成で進行します。

地球温暖化対策を小難しく考えるのではなく、まずは自分自身にとってのやさしい暮らしから、これからのためにできること、一緒に考えてみませんか?
日時:8月26日(木)18時30分〜20時
場所:オンライン開催(申込者へZoomのURLをご案内します)
参加費:無料
申込締切:8月26日(木)16時
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No.2 【「気候危機のリスクと社会の大転換」|地球温暖化対策Web講演会】
8月31日(火)、地球温暖化対策Web講演会がオンラインで開催されます。講師は、8月17日のCANJapanセミナーでも登壇される江守正多さん(国立環境研究所)。「気候危機のリスクと社会の大転換」と題して講演いただきます。申込締切は8月24日(火)。地球温暖化や気候変動について深く学べる場となるのではないでしょうか。
日時:2021/8/31(火)13:30~14:30
場所:オンライン開催(Zoom)
※「セミナー参加用のURL」と「セミナーの参加方法」は8月下旬にメールにてご案内予定です。
申込〆切:8月24日(火)
問い合わせ、申し込み先:鳥取県生活環境部脱炭素社会推進課温暖化対策担当e-mail:datsutanso@pref.tottori.lg.jp TEL 0857-26-7205 / FAX 0857-26-8194
主催:中国地域発展推進会議 温暖化対策検討部会

No.3 【とっとり健康省エネ住宅 NE-ST】
全国的にも注目されている鳥取県の健康省エネ住宅制度NE-ST。鳥取県では国の基準を上回る独自の基準を定め、NE-STの普及を進めています。
分かりやすい動画、パンフレットがまとめられており、家庭のゼロカーボンチャレンジにも参考になりますので、ぜひ一度目を通してみてください。
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No.4 【締切9/10日まで!こどもゼロカーボンチャレンジ】
前号でもお知らせしていますが、「こどもゼロカーボンチャレンジ」そろそろ、届き始めています。締切は9月10日(必着)。
個人賞は子どもたちの目にやさしい高級デスクライト『バルミューダLEDライト』や、楽しく環境問題を学べて人気の『生態系バランスゲームアニマルポッド』などをプレゼント。また、応募者全員に参加賞もあります。夏休み中に、親子で楽しみながら取り組んでみてください!
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[他団体事業]
No.1 【「IPCC 第6次評価報告書 第1作業部会の報告を読み解く」オンラインセミナー|CAN-Japan】
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が「第6次評価報告書」の第一弾として、第1作業部会(科学的根拠)の報告書を9日発表。速報で、第5次および第6次評価報告書の主執筆者である、江守正多さん(国立環境研究所)が8月17日(火)解説されます。第5次評価報告書から8年を経て発表される第6次評価報告書で明らかになる科学的知見が、今年11月にイギリスのグラスゴーで開催されるCOP26の交渉に影響を及ぼすことはまちがいありません。
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No.2 【速報版!執筆者が独自解説!気候変動 国連最新レポート】
8月17日(火)に「IPCC 第6次評価報告書 第1作業部会の報告を読み解く」セミナーにも登壇される、第6次評価報告書の執筆者、江守正多さんが速報で動画を配信されました。今回の報告書には、多くの示唆に富む知見が盛り込まれており、どのような内容だったのか分かりやすく解説されています。
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No.3 【連続講座「2050年CO2排出実質ゼロ、市民共同発電所は未来を切り拓けるか」|自然エネルギー市民の会(PARE)】
連続講座「2050年CO2排出実質ゼロ、市民共同発電所は未来を切り拓けるか」が8月21日(土)、オンラインで開催されます。第2回目となる今回は「FIT制度や電力制度を含めた政策動向や課題について(仮)」と題し、グリーンピープルズパワー(株)代表取締役、 NPO法人市民電力連絡会会長の竹村 英明さんが登壇。市民共同発電所の現状や課題を一緒に考えていきましょう。申込み締切は8月18日まで。
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No.4 【「オフセット・クレジットの「信頼性」とは何か」オンラインイベント|IGES】
8月20日(金)14時より「オフセット・クレジットの「信頼性」とは何か」オンラインイベント開催。
2050年までにカーボンゼロにする企業が増える中、対策としてのオフセットの「信頼性」が地方においても無視できなくなってきています。国際的にも活発に議論されている、オフセット・クレジットの「信頼性」。高品質で信頼性の高いオフセット・クレジットの要素について、国際的な動向を踏まえ解説されます。
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│2│トピック《気候変動(地球温暖化)関連情報》
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(1)地域・県・国内の動き
No.1 【IPCC第6次評価報告書の自然科学的根拠の政策決定者向け要約が公表】
「人間活動によって約1.1度地球の平均気温は上昇」
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第54回総会及び同パネル第1作業部会(WG1)大4回会合が7月26日(月)から8月6日(金)にかけてオンラインで開催され、IPCC第6次評価報告書(AR6)WG1報告書(自然科学的根拠)の政策決定者向け要約(SPM)が承認されるとともに、同報告書の本体等が受諾されました。
報告書の詳しい内容については、8月17日(火)に執筆者である江守正多さんがオンラインセミナーで解説されます。セミナー詳細は、今号【インフォメーション】をご覧ください。
環境大臣談話
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経済産業省
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「地球温暖化の原因は人間の活動と初めて断定 国連IPCCが報告書」NHK
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「気温1.5度上昇、10年早まり21~40年に IPCC報告書」日本経済新聞
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「IPCCが第6次評価報告書、海面上昇の主要因は『人為的な影響』」ヤフーニュース(オルタナ)
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No.2 【国内52都市「消費に伴うCO2排出量ランキング」ワースト1位は茨城県水戸市。人口集中する東京都区部ではない理由】
日常の消費活動を通じて、市民がどれだけCO2を排出しているのかを、主要52都市(=県庁所在地、政令指定都市)別にまとめたものを国立環境研究所らの研究チームが公表しました。ワースト1位は茨城県水戸市。比較的のどかな地方の主要都市が排出量ワースト5を占め、地方都市に比べて消費支出の多い東京都区部は、意外なことに52都市中29位でした。国内の実態を知り、私たちはいま何をすべきか考えさせてくれる興味深い研究結果です。
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No.3 【世界の異常気象の状況を毎週更新|気象庁】
気象庁では、全球異常気象監視速報として、1週間の世界の異常気象や気象災害の状況を毎週更新し掲載しています。また、月・季節・年の天候について、適宜最新の状況に更新しているほか、平年値の分布、主な地点の平年値も閲覧可能。地球規模で頻発している「異常気象」の現状を知ることができます。
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【編集後記】
最後までお読みいただきありがとうございました。
先月23日に開幕し今月8日に閉幕した東京オリンピック。紆余曲折、賛否両論ありましたが、選手のみなさんのひたむきな努力、勝利への情熱、自らの限界に挑む姿に、大きな夢と感動をもらいました。
史上最も暑い夏季オリンピックと言われていた2020東京オリンピック。開催地を変更したり、前日に開催時間を早めたりの対策がとられていました。
このまま温暖化が進めば、猛暑の中でのオリンピック開催が当たり前となり、選手たちは、ただでさえ他国開催で体調が万全で無いなか、暑さにより熱射病やパフォーマンスの低下を起こしやすくなるのではないでしょうか。日本経済新聞が2050年の気象予測データを分析すると、世界の大都市の6割超でマラソンなど屋外競技の熱中症リスクが高まり、「開催困難」との結果が出ているそうです。また、気候変動に起因する暑さへの懸念とは逆に、2050年までには、過去の冬季オリンピック開催地は暖かくなりすぎ、今後オリンピックを開催することができなくなる可能性があるとのこと。今後、オリンピックも気候変動に適応していく必要がありそうです。
(よねむら)