第2回京都大学経済学教室 「再生可能エネルギーはなぜ世界で 大量導入が進むのか?~リスクマネジメントの観点から 地球環境を考える~」を視聴

最終更新: 1月19日

 今回のオンライン教室では京都大学大学院経済学研究科再生可能エネルギー経済学講座特任教授の安田陽教授による再生可能エネルギー(略称:再エネ)に関する世界と日本の動向の違いなどを講義するものです。


国際動向と日本の立ち位置

まず地球環境対策の世界と日本のギャップを認識します。世界での電力部門での投資でもっとも高いのが全体の38%ある再生可能エネルギーです。一方日本では高値で電力系統もふそくしているため投資があまり進んでいません。また2030年の電源構成の再生可能エネルギーの割合が計画の段階で世界が52%、一方日本は23%を計画しています。2030年日本の再エネは世界平均の半分と、世界からしてみればエネルギーを大量に消費している割には何もしていなく、国際貢献をしていないとみなされてしまいます。


世界で再エネが推進される理由¥

ではなぜここまで世界で再エネが推進されるのでしょうか。理由は再エネを活用した方が、結果的にコストより便益の方が上回るからです。経済学的にコストには外部コストという用語があります。ある経済主体の経済活動が他の消費者の効用や他の生産者の生産水準に影響を与える性質を外部性といい、健康被害や気象変動などにより経済厚生の損失が発生し、資源配分の歪みが生じることを外部不経済といいます。例として石油、石炭を使った発電や化学物質を使った経済活動によって環境破壊が起き農業、漁業に悪影響を及ぼすというのがあります。そして再エネは外部コストが一番低い電源であり、費用便益比が多い、こういった経済的理由があります。


 今回の講義では如何に日本が環境対策に消極的であり、外国とも情報の面でも遅れをとっていることが深刻であり、今後若い世代の自分たちが直面しうる課題だと認識することとなりました。また今後の再生可能エネルギーが一般的に知れ渡り今の石油や原子力などの電源にとって変わる可能性が十分あると感じました。また社会での需要もこれから高まっていき、なにより環境への取り組みが社会貢献に繋がるので企業にとって取り組むべきであると考えます。


報告者:公立鳥取環境大学 下川創大

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