エコ端会議「鳥取県の2050年ゼロ・カーボン意見交換会」

「ウェブ会やり方教室」を開催しました。3月27日(土)倉吉市にあるコワーキングスペース『SUIKO WORK CAMP』でとっとりエコサポーターズ向けのスキルアップ講座を行いました。


第1部 「オンライン会議やり方教室」

この1年でオンライン化がどんどん進み、zoomでの会議も今や当たり前となってきました。ですが、ほとんどの方が参加される側が多かったのではないでしょうか。


今回はオンライン会議の主催者側としてzoomの使い方を一から教えていただきました。

教えていただいたのは今回の会場となったSUIKO WORK CAMPでパソコン教室の講師をされている中村先生です。


エコサポーターズとしての活動のひとつに『情報発信』がありますが、オフライン開催がまだしづらい中でのひとつの手段として「オンラインでも出来るように」知識と技術をレクチャーしていただきました。日頃からパソコン教室での講師をされているだけあり、ゆっくり丁寧でとてもわかりやすい説明をしていただきありがとうございました。

参加者が少人数だったこともあり会場を広々と使わせていただきました。


第2部 エコ端会議「【鳥取県の2050年ゼロ・カーボン】意見交換会」

第1部で会場参加された方とオンラインの参加者とをつなぎ、総合産業研究所の歌川学先生の講座を視聴し、その後グループに分かれてディスカッションを行いました。今回のテーマは「地域で出来る脱炭素対策」です。


昨年鳥取県も政府もゼロ・カーボン宣言をしました。これを受けてTCCCAでは「2050年に脱炭素社会になった鳥取県」について話し合いイラストにまとめていただきました。


『脱炭素』と文字で見るとなんだか難しそうですがこうしてイラストで見るとそれぞれが取り組むべき課題が見やすくなります。歌川先生からは多くのデータや参考資料をもとに解説していただきました。まとめとして

・鳥取県は素材工場などの再エネ転換しにくいエネルギー需要が非常に少ないため脱炭素化に有利である

・既存の優良な省エネ技術普及や再エネ普及により2050年にはエネルギー、CO2をほぼ削減できる。一部新技術で100%削減でる。大部分は既存技術普及により達成できる。

・対策を取ることにより膨大な光熱費が削減可能。設備投資は必要だが「もと」は取れる。

・このように削減が可能で経済的にも有利だが、自然に導入されていかないので政策が必要となる。対策は地域発展と両立、雇用の増加と将来の人口減少を食い止める対策にもなる可能性がある。

・地域活性化には地元主体が対策を導入し、地元企業が受注するのが効果的。行政や地元主体の準備が必要


などが挙げられました。


〈歌川学氏〉

国立研究開発法人産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域主任研究員

東北大学大学院工学研究科機械工学専攻博士前期課程終了。工学博士。

専門は機械工学、環境工学、省エネ技術普及評価、CO2排出削減シナリオ研究に従事されています。


講座を視聴した後のディスカッションではグループに分かれ代表者が発表しました。


・「マイクロツーリズムの推進」

鳥取県東西に渡りサイクリング専用道路があるので活用することでCO2の削減につながるのではないか


・日本の断熱基準が世界と比べて低すぎる。

ドイツ・スイスフランスなどは義務化となっているのに日本はあくまでも推奨。その基準も低いのでできるだけ早い段階で高いレベルに持っていく方がよいのではないか。


・ゼロ・カーボンという言葉は県や国、世界各地で見聞きすることになってきたが、一般の方にどう情報を伝えていけばよいのか。


・産業よりも家庭の比率が高いので個人努力が必要。

今のままでは2050年に間に合わないのではないか。


・車の買い替えや住宅の改修など2050年までにしないといけないのはわかるが自分の代では難しいのではないか。


などが挙がりました。


今回オンラインで参加された方の中に建築士さんがおられ、

「最近のお客様は断熱に対する関心が高くなっている。NE-ST(健康省エネ住宅)の影響もあるのではないか」

とおっしゃっていました。



最後に県の担当者さんから

「今年度は家庭での省エネ再エネの取り組みなどをわかりやすく発信していきたいと思っています。具体的に何をすればCO2削減になり、生活が快適になり、健康になったり金銭面でお得になるのか、多面的な効果を伝えながら2050年に近づいていっているとお伝えできればと思っています。

県としても補助金があるので合わせて発信することでみなさんに注目していただけるのではないかと思っています。

エコサポーターズのみなさんからも告知を情報発信を協力していただきたいと思っています。」とお話がありました。


編集:大崎梨絵